ディズニー英語システムの歴史と評価について
ディズニー英語システムは、1978年発売という40年以上も前から販売されている教材で、すでに、100万人以上の子どもたちが使ってきたものです。
しかも、ディズニー英語システムは、長年売れているだけでなく、
全国の子育てママの投票で選ばれる
2019年マザーズセレクション大賞を受賞
画像元:「マザーズセレクション2019」よりーhttp://www.best-mother.jp/selection/mothers_selection11/#s07
評判では、上達する子よりも、「途中で辞めてしまった!」というコメントも多く目にしますが、
その一方で、第三者機関が利用者の投票をとってみると、幼児教育英語教材部門で、ママたちが「DWEがおすすめ!」という評価が最多で受賞するほど、ディズニー英語教材を気に入った方も大勢いらっしゃった!ということなんですね!
このマザーズセレクションは、毎年1回行われている、ディズニー英語教材の会社とは無関係の第3者機関なので、この投票は、かなり信頼のおける結果なんだと思います。
また、別の調査機関の教育情報サイト「リセマム」は、子ども向け英語教材(通信教材・市販教材)の顧客満足度調査を実施した結果、「イードアワード・こども英語教材の部」でも、
- 2018年優秀賞
- 2017年優秀賞
- 2016年「効果がある英語教材」部門賞受
ー2019年調べー
を受賞するなど、評価をされています。
ディズニー英語教材の他社と違う特徴は?
教材の大きな特徴は、
- 母国語方式
- 子供の才能を伸ばす、音楽教育方法論「スズキ・メソード」
- 子どもに人気の「ディズニーキャラクター」を使用
ということにあり、そのプロラムは、アメリカの言語学者たちとチームを組んで言語学と発達心理学をもとに開発されました。
プログラムは、40年間変わらないまま、時代に合わせて、カセットがCDになって音がきれいになったり、ビデオテープがDVD化されたり、トークアロングのカード内容がさらにプラスされたり、アクティビティセットの内容が変わったり、最近のディズニー映画の場面が追加されるなど、進化してきました。
しかしながら、ベースとなるプログラムは大変良いものなので、ベースだけは、そのまま40年間続いているようです。
また、そのため、古い映像・古いアニメーションが残っているため、若い世代のお母さんには、
「古くさ~い!」
と、評判は良くない面もあるみたいですね。
そこで、2019年春に、ディズニー英語教材の映像部分や歌の一部は、新たな映像と差し替え、ずいぶんディズニーらしさが一層感じられるリニューアルをしました。
そのサンプルの一部がこれです!
「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「カーズ」「モンスターズ・インク」「ライオン・キング」「ベイマックス」「トイストーリー」「リロ・アンド・スティッチ」「ニモ」をはじめ、新たなディズニーキャラクターが加わり、映像やトーキングカードのイラストも一新されました。
ただ、ベースの良いプログラム部分を壊さないためにも、どうしても全体をリニューアルとはいかなかったようで、すべての映像とイラストが一新されたわけではないようです。
YouTube・画像元:「ディズニー英語システム公式サイトより」
ディズニー英語システムのすべての教材が連動しているとは?
DWE英語は同じストーリーに対して、教材の種類が豊富!
ディズニー英語システムは、ABCを覚えるところから、高校2年生レベルまでの文法が入っていますが、それを、4段階(青→緑→黄緑→黄色)で色分けをして、レベルがひと目で分かるようになっています。
習得方法は、フルセットで購入したとしたら、
- DVD
- CD
- 絵本
- アクティビティセット(映像を観ながら、登場した子どもたちと一緒に、同じ塗り絵やステッカー貼りなどの作業)
- プレイアロング(映像を観ながら同じおもちゃで親子で遊ぶ)
- トークアロング(お子様の発音練習・自分の声を録音して、再生して確認できる)
- Q&Aカード(トークアロング本体を使って、質問と返事のやり取りの練習ができるカード)
- マジックペン(絵本にマジックペンを当てると、英語のフレーズや歌が聞こえる)
- マジックペンと連動したミッキーマウスの人形が褒めてくれる
といったアイテムを各レベルで使用しながら、進めていきます。
ディズニーが好きなお子様なら、ミッキーマウスに褒めてもらいたくて、頑張りそうですね!
中には、兄弟で『5歳の子どもが英検2級に合格!』というのも驚きです!
DWEは教材が連動!
また、教材のすべてが連動しているというのは、すべての教材が、各レベルで、同じ単語やフレーズ、構文などを学習することに使えるという意味です。
つまり、同じストーリー部分に関して、
- DVDで観る(インプット、物語りを知る、プログラムのポイントを学習)
- CDで歌を覚える(インプット、歌を使って構文や単語、フレーズを覚える)
- トークアロング(声に出して、英語をしゃべってみる練習、単語・構文などを覚える)
- 絵本(DVDを使わなくてもおさらいできる、問題を解く、リーディングの練習)
- アクティビティ(映像と同じもので一緒に遊んだり、作業できる)
という1つのシーンでも、いろいろな角度から、取り組めるということです。
各部分が単体で販売されている教材は、よく見かけますが、教材内容が連動していないため、ストーリーに一貫性が無かったり、全体に抜けなく単語・フレーズを集めることは、大変難しいです。
また、お子様の習得のスピードに合わせて、どんどん進めたり、ゆっくり進めていくことができるので、毎月送られてくる英語教材よりは、自分のペースを作りやすいというメリットがあります。
ただ唯一、ディズニー英語システムに足りないものは、フォニックス英語が、入っていないことと、ライティング教材が、少ないことでしょうか。
フォニック英語は、スペルの綴りをみると、発音が分かるようになるというものです。
ライティングに関しては、3歳前後で、ひらがなすら、まだ読み書きの練習していないお子さまも多いので、当然かもしれませんね。
ディズニー英語システムの最初のSTEP・青レベルの内容とは?
この青色ステップのレベルを理解すると、他社が小学校入学前の幼児向けに出す英語教材の内容(挨拶やアルファベット、数字の数え方、色、身近な名詞・動詞など)の単語・文法レベル以上の英語力が習得できます。
最初のABCのアルファベットの学習のポイントが、他社との違う点については、こちらの記事で詳細に紹介していますので、こちらからご覧ください。
それ以外の点で、「他社との違い」「特長」については、
- 覚えてほしいところが、連呼されているので、耳にはいりやすい。
- 「挨拶」の練習と言っても、自己紹介のほか、誰かに、自分の知り合いを紹介したり、間違えて覚えられてしまったりしたときのやり取りまで入っています。
- 英語のスペルには意味があることが入っています。
- 簡単な疑問文と答え方、否定文が入っています。
この青のレベルの一部のサンプル映像がこちらになります。
冒頭で言ってた古いタッチのアニメーションですが、英語のアルファベットの並び方によって、文字に意味があることを伝える場面のあとに、応用編としてプルートの例が出てきたところです。
これは、アルファベットの並びに意味があることの流れの大事な部分なので、古い映像(アニメーション)ですが、いまだに活用しているみたいですね。
それでも、リニューアル後は、一部で映像が今風に作り直された場面も増えて来ています。
見比べると、映像がずいぶんきれいになってきているのが分かりますね。
歌は、昔からのものと同じなのですが、イラストが立体的となりました。
この歌では、まだ青の最初のステップですが、文法に「現在進行形」が使われていますね。
その他の青のステップでプログラムに入っている文法について、一部をご紹介します。
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名詞の単数と複数の違い
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名詞の最初のアルファベットが母音の場合「a」が「an」になる
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「he」と「she」の違い
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三人称単数の使い分け(be動詞、一般動詞)
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「There is~」「There are~」
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命令形
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疑問文と「yes,~」or「no,~」の返事
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「if」「which」「what」から始まる文
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否定文
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「(形容詞に)~er」「than」を使った比較級
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感嘆詞
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「in」「at」「next to」「under」「over there」「on the back of」「behind」「out」「into」などの前置詞により位置が変わること
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不定詞(名詞形)、動名詞(動詞+ing)
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数え方(1、2、3・・と個数で数えるもの)と(量を表す=「one cup of milk」「full」「empty」)
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時間(「one o’clock」「one hour later」など、時計の読み方)
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未来形
-
受動態
ディズニー英語教材の最初のステップ(青色)のBOOKを読み返してみると、少なくとも、これだけの文法や構文は入っています。
難しい文法の説明も、ストーリーを観ることで、子どもが理解できる展開になっています。
ここまで深い内容は、毎月送られてくる幼児向け通信教材には、あまり登場しないのではないでしょうか。
他社の数万円からの幼児英語教材や英会話教室なら、登場するところもあるかと思います。
ディズニー英語教材を途中で辞めてしまったという声もありますが、最初のステップだけで、これだけのものが入っていますので、小学校入学前に、この青色のステップの歌を完璧に歌えるようになるだけでも、将来、中学英語の理解力、ヒアリング力、スピーキング力がつく構成になっていることが分かります。
様々な英単語や熟語が登場するので、繰り返し、歌を覚えるまで歌い、トーキングカードで発音の練習をして、絵本(英文)を読む、遊びながら日常会話で英語のフレーズを使う!
などすることで、他教材にはない、英語力、理解力、会話力を育てていくことができるものになっています。
そのあたりが、冒頭の「マザーズセレクション」や「イードアワード」の受賞、40年以上の歴史に繋がっているのではないでしょうか。